2010年9月14日火曜日

第八部  VISAのために集めるもの?フー⊱(´◔д◔`*)ツカレル編

第八部  VISAのために集めるもの?フー⊱(´◔д◔`*)ツカレル編

今回はまじめ・・・。

さて日本につきましたら、VISAに関してやることがいっぱい。
契約してしまったら出来るだけ早く書類を集めなければいけません。
なぜならその書類を元に、弁護士が情報を整理したりしなければいけないし
O-1visaは申請してから認可されるまでに3ヶ月はかかるからです。

といってもできるだけ多くの書類を提出したほうが良いので
その申請するための必要書類を用意するのに一苦労します。

まずは大学の卒業証書と推薦状。そしていかにその申請者がその業界で優秀なアーティストか、他の人物と違うか、というのが選考の基準になるので、これは少し大げさか?と思っても出来るだけいろんな書類(カラー、Visualなど効果的)、今までの仕事関連の作品などを送らなければなりません。

あと前に出たIGDAへの加入。
※これはゲームデベロッパーアソシエーションでゲーム開発のシーグラフ的団体です。
ここの会員になってその会員番号を弁護士に伝えれば、そこからVISA取得にプラスになる色々な資料を弁護士が用意できるようです。

仕事をする傍ら、これらの書類を集めるのは至難の業でした。
まずは大学に連絡し英文の卒業証明書の発行してもらい、CG学校の英文のコース終了証(自作後サインをしてもらう)、パスポートのコピーを用意。

そして推薦文に関しては肩書きにパンチ力のある大学教授(アカデミー特別視覚効果賞、エミー賞、その他)、大学研究室のプロデューサー(シーグラフで論文発表)、VisualWarksのディレクター(ベネチア国際映画祭招待作品アドベントチルドレン)、チームリーダー(ホノルルスタジオ出身スーパーバイザー)、CG学校関係者(映画監督)の5人にお願いしました。

そして推薦文をもらう為の方法
1・最初から英語文面で書いてもらい内容もおまかせ。
2・日本語で書いてもらったものをこちら側で英文に訳す
3・こちらで日本語と英語の文面を作って確認後にサインだけしてもらう

大学関係はこういうのを書きなれているのか1の手順で快諾してくれました。

会社の場合はそうも行きそうもないので3の方法をとりました。
これには文面を自分でコントロールできたりするメリッ トもあります。
手順としては、まず自分で日本語で文をかいて、それを英語に訳す。
そして両方をチェックしてもらったら、それを各方のレターヘッド付き用紙に印刷してサインをしてもらう。
ちなみにレターヘッドっていうのは会社名やらが印刷してある紙のことでオフィシャルな書面の場合には大体使われます。が、その用紙が手に入らない場合は自分で作成します。

英文の推薦状というのは露骨にその対象となる人を誉めることが大事なので、照れたり遠慮したりせずにとにかく自分がいかに優秀なのかを書いてもらうのが重要です。
その場合、その人の主観はもちろんのこと、自分のオフィシャルな立場(リードモデラー等)にも言及してもらったり、フォローをいれてもらうこと。それが証明にもなります。
結局見る人はCGをよくわかっていない移民局の人なので自分の立場に関してはパンチ力のありそうなネーミングをチョイスしたほうが良いです。
その書いている人が立場的に効果的な肩書きなら最初に説明として書いておいても良いと思います。(その人がこれだけ推薦しているという感じで。)
とくに推薦状は3の場合、内容的にかなり風呂敷を広げてもビザを取るためといえば了承してくれます。(仲が悪くなければですが・・・)

大学教授の場合書きなれているのか、かなり大げさに褒めていただきましたw
彼は大学での成績は上位10%に入るぐらい優秀でアメリカにおいてもその能力は大きな恩恵を与えるだろう的な?
実際は鼻血が出るくらい驚きの下位10%でしたけどね・・・。

あとは学生時に優秀賞を受賞したCG作品に対して証拠が必要なのでCG学校に連絡して受賞について2のパターンで作成し校長にサインしてもらったのと、大学で受けたインタビュー記事など。

残りは膨大な数のポートフォリオのようなVisualカラー素材です。
僕の場合、自分の担当した画が載ったゲーム雑誌やCGWorldをスキャンしたもの(会社の本棚から拝借)、関わったゲームのパッケージをスキャンしたもの、会社でPublic用に作ったポスターや、ポストカードやマウスパッドになったものスキャンしたもの、あとは自分が仕事で作った画を写真用素材でプリントしたもの。
それだけで軽く50枚以上はあったと思います。
(そこに最終的に弁護士がresumeを元にさがしたり、まとめた資料をあわせると80枚ぐらいになったでしょう)
僕が用意したのは以上です。

それがO-1visa申請のために必要だった書類です。

12月半ばから英文作成や資料収集、各方々へのアポイントメントなどから始まり書類が全部そろったのが2月はじめぐらいです。

それを弁護士に提出しO-1Visaの申請となります。

第九部 待つほどつらいことはない(ノд・。) グスン編 につづく。 m9( #`Д´)ドギャーン

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