2011年8月9日火曜日

なぜ Viva la Blizzard なわけ?

前回の記事でBlizzardの完封勝利といいましたが
なぜViva la Blizzard(ブリザード万歳)なのか?
今回は柄にもなく真面目な話ですぜ!
(((( ;゚д゚)))アワワワワ

これは人それぞれの価値観の違いなのですが。
ぼくは当初の渡米目的は大作映画をやりたいという一点でした。
言い方は悪いかもですが給料が下がってもそれがやれるなら大手ではなくて中規模プロダクションでも良いと思ってました。
が前に書いたとおりで、思わず転がってきた良い話がBlizzadでした。
ヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ

僕の中で5年という渡米設定がありまして、それは家族だったり年齢的にも子供が欲しかったりと色々なことを想定し家族と話し合った結果でした。
(子供ができたらやっぱり日本の風土、日本の小学校で育てたいのです。)
(´д`)бオメェなら出来る!

その5年をどういう風に使うか・・・。

実は渡米前の契約時にプロデューサーとこんなやり取りが・・・

プロ:「Blizzardは海外で働く一歩としてはすごく良い会社だと思うからあまり心配しないで。」
プロ:「鈴木君は何かやりたいとかあるの?」

おいら:「じつはアメリカでハリウッド映画の仕事がしたいんです。」

プロ:「それならまずBlizzardで労働Visaをとってあげるから、とりあえずうちで働いてみてそれでまた違う映画の会社に行くのもいいと思うよ。」
プロ:「やっぱりVisaがあるとないとじゃ全然違うから、条件も悪くないし最初のステップとしてBlizzardを選ぶにはいいんじゃないかな?」

たしかに映画ではないということ以外は待遇面でも環境でも条件を満たしていましたし、渡米なら映画系を目指していたおいらの気持ちはこの一言ですごく楽になったのを覚えています。

なので渡米当初はしばらくBlizzardで勉強して大手プロダクションに行こうと思ってました。

ただ現実は厳しいですね・・・。
(*´・д・)?

というのもやっぱり映像系はどこも契約社員なんですね~。
そこが外人にはつらいところです。
σ(-c_,-´。)ウゥーン


やっぱり家庭のある身としては嫁的にも契約が切れた場合、次の仕事があるのか不安だろうし。
モデラーという職業柄、そうタイミングよく次の仕事が見つかるとも限らない。
世界的にみたらモデラーの職を見つけるのは難しくないかもしれないけど国をまたいで家族をそれに巻き込むのはどうかとも?
ンダ(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。)マッタクダ!

しかもアメリカ国内では基本的に会社を辞めた時にVisaも自動的に失効するので2週間以内に次の仕事を契約しないといけない。
実はその二週間というもの、ほんとは失効したら直ぐに日本に帰らなければいけないのですがそこら辺はグレーゾーンで2週間の暗黙の猶予があるだけらしいのです。
法定速度80キロの高速を85キロで走っても見逃されるグレーな感じですかね?
φ(。_。*)メモメモ

そう考えると映画をやりたいというだけで、最悪の場合何も得られないまま一年そこらで海外就労を終えるのか?
それともじっくり腰をすえて自分に足りないものを埋めていくのか?
それは自分の中の一番苦悩したところでもあります。
( ´_ゝ`)フーン

最終的に出した結論は、何も得られないまま日本にというのは協力してくれた家族にも、辞めた会社にも、別れた同僚にも顔向けできないという結論に至りました。
(  ̄3 ̄)。o O フーン


来たからには何かを得なければ意味がない。
それは肩書きとか関わったタイトルとかではないものです。
自分の実になるものです。
(゚Д゚;≡;゚Д゚) どこ!?

ぼくが学びたいものは技術もそうですが、本命は「センス」です。
日本がだめというわけでなく、アメリカ人は日本とは別の大陸的発想やデザインセンスを持ってます。
モデルのチェックのときに「その発想はなかった」と毎回思います。
その発想がいいか悪いかは別としてそれを自分の中で良い物にできたらと思うんです。
でもそれは直ぐに習得できるものでもなくジワジワと実にしみこませないと得られないものだと思いますし。
(●´д ) んだ

Blizzardで働いてみて得るものは映画でなくても沢山あります。
才能豊かな一線級の人材がそろってます。
ここで技術を学びセンスを磨くのも悪くない。むしろラッキー!
一年半ぐらい働いた頃にそう思いはじめました。
つい最近ですねw
(;´∀`)・・・うわぁ・・・

それが得られるかどうかは僕の問題ですが。
30代前半はそっちの方向にシフトチェンジしました。

とかいっちょ前にほざいてますがマンハッタンビーチのアバタースタジオができたら・・・・ミーハーは僕は
・・・どうなりますかねw
7割がた残留方向だと思いますがw

ということで誰のものでもない俺得なViva la Blizzardなわけですw
d((o゜c_,゜o))

9 件のコメント:

  1. こんばんは。次回では九割になるでしょうか(=v=)ムフフ♪
    楽しみです

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  2. そんなもんですよw
    実際安定したい人は映画業界からゲーム業界に移るという感じですからねぇ
    しかもブリザードからとなると余計不安になりますよね
    それだけ今恵まれてるってことですよ!

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  3. >iGouさん
    今は楽しいですが、次はどうですかね~w

    >Ryuさん
    たしかにBlizzardのほとんどが映画業界から流れてきた人たちですからね~。
    ただ隣の芝生は青く見えるんですw

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  4. えのきしん2012年4月10日 10:03

    鈴木さんとしては、Nukeを覚えてコンポジターになるとか、
    FumeやRealFlowやNaiad、Houdiniなどを広く浅く覚えてエフェクトもできるようにするとか、
    モデラー以外の能力の幅を広げて他の職種でも映画の求人に応募できるように備えるというお考えは無いでしょうか?

    どうしてもモデラー1択ですか?

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  5. >えのきしんさん
    そうですね~。そういう選択肢もあると思いますが僕がそれをするにはまず2つくらいの壁をこえなければならないんですね。
    一つ目は僕はCGが好きというよりモデリングやデザインがすきなんですね。
    なので例えばスターウォーズのコンポやエフェクトをやってもATATがモデリングできなかったらなんも面白くないんですよね。
    二つ目はシニアモデラーがジュニアレベルのFXアーティストやコンポジターの給料で家族を養っていけるのか?ということですね。

    どっちにしろまだモデラーとしても駆け出しなので、他のものに手を出す余裕もないし才能もないので今もってる武器の破壊力をあげる方向で攻めないと世界においていかれてしまうので・・・っという感じです。

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  6. えのきしん2012年4月10日 13:27

    >例えばスターウォーズのコンポやエフェクトをやってもATATがモデリングできなかったらなんも面白くないんですよね。
    なるほどwどうしても作りたいものがあるのなら、それはしょうがないですねw

    ちなみにBlizzardは、本人の希望しだいでコンポやエフェクトに転向することが柔軟に許される所でしょうか?
    ぶしつけな質問ですが、興味あります。

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  7. >えのきしんさん

    Blizzardはやりたいっていえばやらせてもらえるし、たぶんですがそれなりのトレーニングもあるんじゃないかと思います。

    基本的にやりたいことは無茶じゃない限りやらせてくれます。

    ここらへんの詳細は長くなるので後でブログにまとめておきますね。

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  8. えのきしん2012年4月10日 16:53

    >鈴木さん
    >ここらへんの詳細は長くなるので後でブログにまとめておきますね。
    ありがとうございます。
    心待ちにしております。

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