2011年1月6日木曜日

第十二部 まずブリザードの皮を剥いできれいに中身を取り出します編

あけましておめでとうございます。
年末に一ヶ月近く日本に帰っていたので放置気味になっていましたが、
「日本に帰って感じたこと」や「なぜ海外を選ぶ必要があったのか」、「じっさい厳しい海外の雇用形態」などを今後書いていこうかなと。

その前にとりあえず・・・。

第十二部 まずブリザードの皮を剥いできれいに中身を取り出します編

僕の中でゲームムービーを生業としている3大プロダクションはDigic、Blur、Blizzardと考えてます。
無駄にプロ野球で説明すると、僕のイメージでは・・・

・年棒は低いが先発、中継ぎ、抑え、と継投策で選手を回し勝ち星を上げているのがBlur。
・人員を他球団から補強し、できるベテラン選手が多いが少し危機感にかけているBlizzard。
・球団も選手もまったく謎に包まれている外国人集団、が常にペナントの上位を走るDigic。

といったところかな?
あくまでも俺のイメージねw

そのBlizzardの中身ですが、仕事内容がやっぱり分業となってます。
しかしゲームムービーを生業としているBlizzardは日本の分業化とほぼ一緒かなと。

ぼくのポジションである背景モデラーは『モデリング、UV、スカルプト、テクスチャリング』までを仕事としています。

しかし大手の映像プロダクションでは背景でも『モデリング』『UV、スカルプト、テクスチャリング』と分かれている場合があります。

なので実際Blizzardで背景モデルを募集した場合、映像系出身だと

「モデリングはできるけどテクスチャーは描けん!!」 (╬◣д◢)ァァン?

「テクスチャーは得意だけどモデリングって何?それおいしいの??」 Σ(ノ∀`*)ペチッ

「セブンのあらびきフランクとどっちがうまいの?」(*゚∀゚)つ―⊂ZZZ⊃

って言う事があってなかなか良い人をとれないんですね~。


むかーしむかし、Blizzardでもともと働いていた生粋のモデラーはキャラも背景もやってました。
ある日、キャラチームと背景チームに分業化される際にその多くのモデラーがキャラチームに行ってしまいましたとさ。
めでたし、めでたし。 ☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ

・・・・・・・・・じゃねえし。

背景モデル人気ねぇ・・・w ( ´_ゝ`)プッ

背景チームは現在戦力的に弱いです。

現在背景モデラーは8人いるんですが
その内訳は・・・

王将 スーパーバイザー1名(会議に出て全体のスケジュールや画的なものを管理)
金銀 リードモデラー2名(シーン構築などショット管理)
飛角 メインモデラー2名(シーン丸々ガッツリモデリング) ← おいらはここw
桂歩 その他のモデラー3名(シーンに配置する枝とか石とかのモデリング、テクスチャーなど)

僕のポリシーでは金から歩まで一人でやりたい派です。
シーン丸々独り占めしたい派です。( ☣ฺ_ゝ☣ฺ)フフ・・

そっちのほうがシーン全体のイメージが膨らんでモデリングしやすいし、統一感もあるし。
モデリングしながらここでUV開こうとか、こんなテクスチャを貼ろうとか
プランがあるのにできないもどかしさ?(・谷・)

半年ぐらいずっとモデリング、ずーっとモデリングで飽きる・・・。 (-益- ;)ウーン

でも俺は言う!全部通してやりたい!!と上司に言う!!! ( 上 ´з`)⊂(´∀`俺)なんでやねん

半年間モデリングしかしてないよ!って
テクスチャーの書き方を忘れちゃうよ!!って
21インチの液晶モニター式ペンタブがニコ動鑑賞専用になってるよ!!って

上司のプランでは良い人を取る為に背景チームの中でもその内『テクスチャー班』と『モデラー班』に分ける構想があるらしいが、その時はこう俺に言ってほしい・・・。

「えっ Σ(・ω・ノ;)ノ? でも両方やりたきゃやれば(*゚∀゚)つ―⊂ZZZ⊃??」 

ってねw

第十三部 お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの編 につづく m9( #`Д´)ドギャーン

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